月246時間の残業疑いで運送会社を書類送検
最近、札幌周辺の労基署調査が続いています。
運送会社の残業や長時間労働で
大きな話題となったのは
今年5月の千葉の運送会社と
その社長の書類送検です。
送検容疑は昨年3~4月
ドライバーの45~54歳の男性社員4人に
月127時間以内と定めた36協定を超えて
最長で月246時間の違法な残業をさせた
としています。
千葉の柏労基署によると
平成27年2月、当時41歳の男性社員がくも膜下出血で
同7月には当時50歳の男性社員が心筋梗塞で
いずれも勤務中に死亡。
その後、2人とも労災認定を受けている。
昨年夏ごろに労基署が実施した調査で
違法残業が発覚したとのことです。
労災認定による死亡があり
その後、労基署の調査で違法残業、長時間労働を指摘され
会社と社長が書類送検されたケースかと思います。
月246時間の残業は、さすがに運送会社でも
なかなか見られない数字ではありますが
ドライバー不足、長年の慣行など
そう簡単に解決できないのが
運送会社の長時間労働です。
しかし、交通事故やドライバーの病気・ケガ
が起きてからでは遅いということを
改めて考えさせられます。