コラム

残業197時間で運送会社名公表 全国初

厚生労働省愛知労働局は
最長で1ヵ月当たり約197時間
の違法な残業を複数の営業所でさせたとして
名古屋市の運送会社「大宝運輸」を是正指導し
会社名を公表しています。

昨年12月~今年2月の立ち入り調査で
2事業所の計54人が80時間を超える残業
うち50人が100時間超える残業
最長のケースで約197時間の残業に上っていた。
7月の立ち入り調査でも最長約134時間の残業があり
24人が100時間を超えていたことから
再度、是正指導した。

企業名公表は平成27年に開始し
「月100時間超」の残業が複数の営業所で
10人以上確認された場合が対象となっていましたが
最近の違法残業事件を受けて、1月に
「月80時間超」に公表基準が拡大されていました。

今回のケースでは、一度目の立ち入り調査後に
長時間勤務の改善が行われなかったことが
社名公表の一番の理由でしょう。

会社側の会見では
「去年から取引先を減らすなど長時間労働の改善を進めたが
手取り額が減ったことで会社を辞めてしまう運転手が増え
人出不足が続いている」などの説明がありました。

確かに、勤務時間が減ると手取り額が減り
ドライバーは辞めて他に行ってしまう
残ったドライバーがさらに長時間勤務になる
という悪循環は運送会社ではよくある問題です。

長時間勤務への対策は
時間管理だけではなく、売上管理、給与体系、労働条件など
すべて併せて取り組む必要があります。

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