睡眠不足チェックの難しさ
6月1日からの「睡眠不足チェック」の義務化を受けて
さまざまなご相談を受けています。
一番多いご相談は「どこまで確認すればいいのか?」です。
睡眠時間がどれだけ必要かは、各個人それぞれによりますし
今回の改正でも、睡眠時間が何時間以上必要とはなっていないので
どこまで確認すべきか迷うところです。
睡眠時間や就寝時間まで確認する会社も一部ありますが
ドライバーに睡眠不足かどうか
点呼時に確認する会社がほとんどです。
ドライバーに睡眠不足かどうかの自覚を確認する
ことになりますが、今回の改正ではこの対応で十分でしょう。
ただ、点呼簿に必ず記載するようにして下さい。
就業規則等に「睡眠不足」を乗務させてはならない事由として
追加することについては5月16日にも述べていますが
「睡眠不足」の場合に、会社の指示として乗務させない
下車勤務等を命ずる根拠になります。
できるだけ早く就業規則や運行管理規程等に追加すべきです。
あと、今回の改正を機に、
SAS(睡眠時無呼吸症候群)かどうか確認する会社もあります。
最近は簡単なキッドでチェックできます。
チェックを行うと、会社も安心できますし
SASかどうか心配しているドライバーも多いので
ドライバーの安心・自覚につながり
思いのほか喜びの声もあるそうです。