コラム

適切な残業管理できていますか

最近、電通での過労自殺問題で
パワハラとともに長時間労働が問題となっています。

加えて
平成31年4月1日から
1ヵ月60時間を超える残業は
すべての会社で5割増しとなります。

残業管理は、 これまで以上に
求められる上司の現場人事力です。

特に運送業では
平成26年1月より行政処分基準が大きく改正され
拘束時間の管理を含め残業時間管理は
運送会社の危機管理として最重要課題といえます。

残業管理の難しさは
例えば今日から残業を止めて下さい
残業時間を減らして下さいと言っても
無理な点です。お客様や仕事は待ってくれません。
あくまでも自社の中で抜本的に解決しなければなりません。

まずは、残業する内容の精査からです。
可能な業種、会社であれば残業は事前申請制にすべきです。
残業申請書を活用するのがいいでしょう。
ここまでは実施している会社も多いかもしれません。
問題はここからです。
残業申請の内容を確認していますか?
それは今日、残業してやらなくてはいけない仕事ですか?
事前に他の人にまわすことはできませんか?

次に、業務の見直しです。
仕事の配分、バランスは適当か?
仕事というのは案外、誰も気をつけないと
一人のところに集中するものです。
具体的には次の行動をとることです。
①部下に困っていることを聴く
②部下に意見、改善策を聴く
③報告、連絡、相談を徹底する
④いろんな人から改善策のアイデアを集める

そして、上司の大事な役目が、会社の雰囲気を変えることです。
・残って当たり前という空気
・帰れるという雰囲気じゃない
・仕事は持ち帰って当たり前
・会社、お客様のために残る
その雰囲気を最初に変えるのは上司です。

『残業は管理すべきもの』
上司が意識を変えなくてはなりません。

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