コラム

大手運送会社が法人運賃を相次いで引き上げへ

ヤマト運輸や佐川急便が
個人向けの宅配便の基本運賃の値上げに続き、
大手運送会社が法人向けの基本運賃の引き上げ
を各社が公表しています。

西濃運輸(セイノ-ホールディングス)は
法人向け基本運賃を2018年度中に引き上げを公表。
具体的には、法人が利用する
東京-大阪間のトラック定期便で約10%、
宅配便の個人向け基本運賃も関東-関西で約5%
さらに長距離で最大約20%の引き上げの方向

福山通運は法人向け運賃を約10%引き上げようと
荷主企業と個別に値上げ交渉を進め
運賃値上げを担当する専門部署も設置予定

日本通運は2017年7月に
アロー便の標準的は運賃を約10%値上げし
企業との運賃交渉を始めています

大手運送会社の運賃交渉により
下請け、孫請けの運送会社に
どこまで影響があるかはまだ不明ですが
長時間労働の解消やドライバーの確保は
中小の運送会社にとっては待ったなしの状況です。
中小の運送会社は今回の動きを自社の運賃交渉につなげ
ドライバーの勤務時間が現状より少なくなっても
可能な限り給与を下げずにすむ対策へとつなげたいところです。

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